【二十四節気】とは?~季節と暦を学ぼう

二十四節気

本日2022年2月1日は、旧正月!

本日は、旧暦のお正月です!
中華街では、提灯がたくさん飾られたりイベントがあったり、華やかお祝いムードですよね!
中国だけでなく、東アジア諸国で旧正月をお祝いします。

この旧正月、実は暦でいう『立春』にいちばん近い新月とされています。

そして、『立春』とは、二十四節気のひとつです。
その『二十四節気』とはいったい何なのでしょう…?

二十四節気は、どこで?なぜ?生まれたの

『二十四節気』とは
1年を約15日ごとに区切た暦のことを言います。

二十四節気は、日本では平安時代から使われています。
もともとは、春秋戦国時代(BC.770~BC.221)黄河流域で、
農作業に活かすため作られたといわれています。
自然を相手にする農作業では、季節を正確に知ることがとてもに重要だったんですね。

二十四節気は、2016年に中国の無形文化遺産としてユネスコに登録されているそうです。

下図が二十四節気の全てです。
よく耳にする暦も入っていますよね!

すべての二十四節気と読み方

【二十四節気 春】
2月…立春(りっしゅん)、雨水(うすい)
3月…啓蟄(けいちつ)、春分(しゅんぶん)
4月…清明(せいめい)、穀雨(こくう)
【二十四節気 夏】
5月…立夏(りっか)、小満(しょうまん)
6月…芒種(ぼうしゅ)、夏至(げし)
7月…小暑(しょうしょ)、大暑(たいしょ)
【二十四節気 秋】
8月…立秋(りっしゅう)、処暑(しょしょ)
9月…白露(はくろ)、秋分(しゅうぶん)
10月…寒露(かんろ)、霜降(しもふり)
【二十四節気 冬】
11月…立冬(りっとう)、小雪(しょうせつ)
12月…大雪(たいせつ)、冬至(とうじ)
1月…小寒(しょうかん)、大寒(だいかん)

二十四節気とは、どう決まる暦?

二十四節気とはどういう暦?
二十四節気は、太陽が1年で一周りする黄道こうどうを24分割したもので
【春分】を起点として1年を約15日ごとに区切っています。

ゆず
ゆず

※黄道…地球から見て太陽が地球を中心に運行するように見える大きな円
    天球上における太陽の通り道のことです

太陽の動きを基準とした二十四節気にはズレがなく、毎年同じ季節にお同じ節気がきます。
一方、月の巡りを基準とした旧暦では、1年は約354.36日。
その日数だと季節にズレが生じるため、二十四節気を基準に約3年に一度、
一ヶ月の閏月を設けています。

二十四節気の重要な基準点『八節(はっせつ)』

二十四節気は地球と太陽の位置関係で決まる暦。
その中でも特に重要になる8つの基準点があります。

二至二分にしにぶん】と【四立しりゅう】を合わせて『八節はっせつ』と呼ばれます。

【二至二分にしにぶん】

春分を春の中心、夏至を夏の中心、秋分を秋の中心、冬至を冬の中心としました。

「春分」……昼と夜の長さが同じ日
「秋分」……昼と夜の長さが同じ日

「夏至」……1番昼の長い日
「冬至」……1番夜の長い日

【四立しりゅう】

それぞれ季節の始まりとなっています

「立春」……春の始まり 冬至と春分の中間
「立夏」……夏の始まり 春分と夏至の中間
「立秋」……秋の始まり 夏至と秋分の中間
「立冬」……冬の始まり 秋分と冬至の中間

二十四節気の季節感と実際の気温とに、ズレがある?

お天気のニュースなんかで
「暦の上では春となりました」なんて聞いたりして

「暦では春になったのに、まだ寒すぎるよね?」
みたいに、
暦と実際に肌で感じる季節のズレを、感じたことありませんでしたか?

その原因は、二十四節気が生まれた土地にあるようです。

二十四節気が作られたのは紀元前の中国黄河流域、
現在の東京の気候とは少々異なるようです。

東京では、台風も影響して7~8月の「大暑~立秋」に暑さのピーク
黄河流域は、7月の「小暑~大暑」に暑さのピークがやってきます。


東京が1~2月に寒さのピーク
黄河流域では1月に寒さのピーク、2月には寒さが和らぐそう。
そうなると、2月に春の始まりの「立春」があるのも納得な感じです。

大陸内部の中国黄河流域と、島国である日本とでは
気温の推移に少々ズレが生じてしまうのも、わかる気がしますよね。

今年は、二十四節気を追いかけます

せっかく四季折々の美しい景色を感じられる日本に住んでいるので
二十四節気の暦とともに、季節を感じ過ごしていくことも
いい一年の過ごし方なのではないかなぁと感じます。

ということで、二十四節気初心者のわたくしですが、
これから1年、二十四節気を追いかけてみたいなと思っています!

ゆず
ゆず

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