【東京十社めぐり】日枝神社~山の神を祀る 山王信仰と比叡山

【寺社】関東地方

【東京十社めぐり】日枝神社~山の神を祀る 山王信仰と比叡山

東京十社のうちの一社、日枝神社をご紹介。
東京都千代田区にご鎮座されています。

そして、特徴的な鳥居、こちらは山王鳥居と呼ばれ
山王権現関係の神社に用いられるかたちです。

そして、
境内までは上りのエスカレーターがあって、
足腰に自信のない方にも安心!

御祭神

【主祭神】
大山咋神(おほやまくいのかみ)

【相殿】
国常立神(くにのとこたちのかみ)
伊弉冉神(いざなみのかみ)
足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)

創建

日枝神社の創建は不詳。

江戸城築城にあたり、
埼玉県川越市の天台宗寺院である喜多院きたいん・中院なかいんの
川越日枝神社を勸請したのが始まりといいます。

徳川家康が江戸に移封されたときに遷座(せんざ)。
城内にうつして、江戸の鎮守とされました。

その後、江戸城改築の際に城外へ遷座。
麹町へうつり、庶民が参拝できるようになります。

明暦の大火により社殿を消失したため遷座。
江戸城の裏鬼門にあたる現在の場所に至ります。

昭和20年(1945年)東京大空襲で社殿が消失したので
現在のものは昭和33年(1958年)に再建されたもの。

ご神徳

厄除け、安産、縁結び、商売繁盛、社運隆昌

全国の日枝神社と【山王信仰】のはじまり

ゆず
ゆず

全国にある日枝神社
山王信仰に基づき比叡山ふもとの日吉大社より勧請を受けた神社です

山王信仰とは、比叡山ふもとの日吉大社から生じた神道の信仰です。
なかなか難しいながれなのですが軽めに解説してみますね。

日吉大社では
近江 日枝山(おうみ ひえのやま)いまは比叡山とよばれていますが
こちらの山の神である「大山咋神」が祀られていました。
のちに、
大和国 三輪山(やまとこくみわやま)の
こちらも山の神「大物主神」を勸請し祀られます。

そして、比叡山に天台宗延暦寺ができてから
おおやまくいのかみ・おおものぬしのかみは地主神として延暦寺の守護神とされます。
延暦寺の開祖 最澄は、
その2柱をあえて神名では呼ばず、「山王」と称したそうでう。
後に神仏習合で「山王神道」へとつながるのだとか。

そして、天台宗が全国に広がる過程で山王信仰も広がります。
日吉神社・日枝神社・山王神社は日本全国に約3800社をもあるそう。

ご参拝のススメ

狛猿

こちら山王系のお遣いはお猿さんなので
狛犬さんではなく、狛猿さんがいらっしゃいます。

魔が去る・勝るの意味を含むのだとか。

神という漢字に猿と書いて
魔除けの「神猿(まさる)さん」と呼ばれています。

オススメの季節

藤の季節が、オススメかなぁと思います。
すてきな藤棚が見られますよ。

オススメの帰り道

御本殿裏手に千本鳥居の階段があります。
下りは、ぜひこちらの階段を下って、千本鳥居をくぐって帰りましょう!

御朱印をいただくと…?

御朱印をいただくと、こんな可愛いおまけがいただけます。
神猿(まさる)さんのしおり!!
御朱印帳に挟んでおくと、いただきたいページがすぐ出せる!

参拝後にはスイーツでひと休み

寒い季節に参拝のときには…つきじ植むら 山王茶寮へ!

境内すぐ横に、日本料理のつきじ上むら・山王茶寮 さんがあります。
こちらで、あったかなぜんざいでほっと温まるのもオススメです。

冬に参拝するときの甘味は、やっぱりぜんざいですね。

徒歩数分で、お花だらけの超おしゃれカフェも

寒くない時期なら、こちらのカフェがオススメ!
青山フラワーマーケット ティーハウスさん。
お花だらけで癒やしの空間。
そして、東京のカフェってかんじ!素敵すぎる!

お花もパフェもとっても美味しかったです。

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